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方向音痴のSkyrim

PCゲーム「Skyrim」の雑多なCKいじり日記

4E201降霜の月7日(火) ファルクリース

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4E201降霜の月7日(火) ファルクリース




家具のない家で目覚める。家具はないが、自宅という屋根の下で夜を過ごした気分は格別だった。
イリアにはリディアと共に、この家で留守番をしてもらうことにした。イリアもしばらく人並みの生活をして、本の中だけで見た普通の町人の暮らしというものを学ぶといいだろう。



デルフィンとエズバーンがカーススパイヤーとかいう場所に先行している。私もなるべく早くに追いついた方がいいのだが、いかんせん自宅購入で懐が空っぽだ。
カーススパイヤーでは何が起こるか分からない。金で戦闘を避ける方法もあることは、カースワステンですでに学んだ。




私の懐には、ファルクリース首長からの手紙があった。私の噂を聞きつけ、何やら頼みごとがあるらしい。つまり、金になる仕事がもらえるかもしれないのだ。これはいかねばならないだろう。
徒歩で行く手もあるが、時間が惜しい今は奮発して馬車を使うことにした。



ホワイトランから馬車に揺られること、約6時間。
うっそうとした針葉樹の森の中に入り、小雨に振られながらファルクリースの町へと到着した。町がどことなく暗い印象なのは、天気のせいだろうか。



早速首長の館へ向かおうとする私の肩越しへ、衛兵が突然弓を構えた。何事かと思えば、空をドラゴンが飛んでいる。



森の中の小さな町が、騒然となった。
しかしドラゴンは一向に降りてくる気配がない。しばらく町のはるか上空を旋回した後、ジェラール山脈の向こうへと消えてしまった。なにをしに来たのだろうか。



気を取り直して館へ向かう。その道中、錬金術屋があったので覗いてみた。いまだに脳腐病を患っており、不便はないのだが薬が買えるなら買いたいと思ってのことだ。
残念ながら薬は高くて手が出なかった。代わりに、世間話からこの町のことが少し聞けた。どうやらファルクリースは古くから墓場で有名らしい。町全体の暗い雰囲気は、雨模様の天気のせいだけではなかったようだ。



私が館に入るなり、首長はすぐさまこちらを認めた。サルモール大使館でのパーティーで顔だけは合わせていた人物だ。直接話を交わした記憶はないが、向こうはこちらの顔まできちんと覚えていたようである。
墓場の町には似つかわしくない明るく軽い性格の人物で、山賊退治を依頼された。まずは小手調べということか。



山賊退治の要件は、これまで宿で受けてきた賞金稼ぎの仕事とは少々違った。
山賊被害に困っているのではなく、これまで彼らと取引をしていたが、そろそろ邪魔になってきた……というのだ。山賊の多いこのスカイリムで、彼のやり方はなかなか興味深い。



エンバーシャード鉱山の山賊退治を受注した後、ファルクリース名物の墓場へ足を向けた。
話通り、どの都市よりも墓標の数が多い。地下墓地に遺体を安置するのではなく、地面に埋めているのも特徴か。ノルド式埋葬とは、少し違うようだ。



墓地では葬式が執り行われていた。比較的若い夫婦らしき姿がある。
邪魔をしても悪いので、墓地の別の場所を見て回ろうか。



ファルクリースの墓地の歴史は、この古い墓碑からうかがえる。ノルドの古代遺跡で見るような文様が刻まれていた。千年以上も前の墓だと言われても不思議ではない古さだ。
戦争がある度、ファルクリースの墓地はその面積を広げてきたそうだ。先の帝国とサルモールとの戦争といい、スカイリム内戦といい、まだまだここの墓地は大きくなりそうだ。



軽く観光をしたのち、私はエンバーシャード鉱山へと出発した。雨は相変わらずだ。
鉱山へはヘルゲンを抜けた先、リバーウッド近郊のどこかにあるらしい。



林の中を通る街道。こういう場所は旅人を襲うのに都合がいい。
案の定、街道の上につり橋を作って、山賊達が旅人を待ち受けていた。
もっともこの雨だ。二人いた山賊は、一人が私を弓で狙っているうちにつり橋から足を滑らして墜落死し、もう一人も罠の落石に自ら突っ込んで、私のところに到達することなく死んでしまった。
何とも手のかからない連中だ。



問題はヘルゲンの山賊達だ。迂回する道もあるのだが、ヘルゲンの塔を見ると久々に思い出の場所をゆっくり散策したい気持ちがわいてきた。



それにしてもドラゴンに襲撃されて以来、ここは完全に放棄されている。ファルクリース領のはずだが、シドゲイル首長に再建の意思はないのだろうか。復興のために兵士を送る余裕はないのか、それともここの山賊達は首長となんらかの取引でもしているのだろうか。



山賊達をあしらい、私は思い出の塔へと昇った。断首台からレイロフと共に逃げ込んだ最初の場所、階段を上る途中ドラゴンが塔に頭を突っ込んで大穴を開けた場所だ。
大穴から下を見ると、飛び降りた宿屋の2階が当時のまま残っていた。



あの時を思い出しつつ、穴から宿の2階へ飛び移る。
2階には家具や小物が散乱していた。ハチミツ酒の瓶もある。しめたことに栓は閉まったままだった。ヘルゲン名物、ジュニパーベーリー入りのハチミツ酒だ。このまま放置しても、ハチミツ酒とて浮かばれまい。いくつか失敬して、今度レイロフと一緒に飲むことにした。



山賊を退治して宿を見て回っただけだったが、思ったより時間をとられてしまったようだ。
ヘルゲンの門を出る頃には、すでに日が沈みつつあった。
鉱山へ向けて急いだ方がいいだろう。今夜は鉱山の山賊達を掃討して、そこで一晩過ごさせてもらうつもりである。


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Author

UNI
Skyrimで遊ぶのも、CKで改造するのも好きなファンタジー好きです。
戦闘苦手で難易度は基本EASY、慣れてもNORMAL程度。 アンデッド恐怖症なので、ノルド遺跡探索が辛い……。

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