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方向音痴のSkyrim

PCゲーム「Skyrim」の雑多なCKいじり日記

4E201薪木の月19日(金)

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4E201薪木の月19日(金)



いよいよ明日はサルモール大使館のパーティーだ。今日はゆっくり過ごして英気を養おう。
かといって体を動かさな過ぎるのもまずかろう。
そこで朝早くに起きだし、キルクリースの山に登ることにした。いい運動になるし、宿でメリディアの祭壇とその近くにある古代の壁の話も聞いていた。もしかしたら言葉の壁かもしれない。



あれがメリディア像か。デイドラ大公だが、アズラと同様良い性質を持っているだけに人々の信仰を集めているようだ。像の大きさがそれを物語っている。



古代の壁は像の向かい側にひっそりと立っていた。やはり言葉の壁だ。
刻まれていたのは「空気」。私にはあまり使いどころのないシャウトかもしれない。



下山途中にクリアパイン池へ立ち寄る。宿で聞いた通り、氷のように冷たく透き通った美しい水だ。ひと泳ぎする前に、辺りの安全を確かめておこう。



池の中央の島には錬金術師の無残な死体があった。キノコ狩りをしているところに枯れ木が倒れてきたようだ。しかし籠の中には主根。スプリガン狩りがこの悲劇の原因か。
小島を探すとスプリガンの体らしき木のかけらが転がっている。どうやらもう危険はないようだ。



水が少々冷たいが、このところ泳いでいなかったから実に爽快だ。



心地よい疲れを感じるまで泳ぎ、岸に上がって遅めの朝食をとる。
ホルジェール秘蔵のワインで身体を温め、新鮮なチーズをかじった。なんとも贅沢な時間だ。



ちょうどいので、先ほど見た言葉の壁も翻訳した。
あそこは墓だったようだ。しかし生きている間も死体並みに臭っていた人物とは……。生涯風呂に入らなかった豪傑だろうか。



午前中を池のほとりで優雅にすごし、ソリチュードへの道へ降りる。
ふいに女性の悲鳴が上がり、巨大なクモが旅の農夫を襲っているのが見えた。彼は確かヘルゲンからの避難民だ。奥方の姿が見えないが、もしやさっきの悲鳴は……。



私はひとまずも農夫と蜘蛛の間に割って入った。ここで蜘蛛を攻撃してしまえばキナレスの恩恵を捨てることになる。しかし躊躇している暇はない。



蜘蛛を倒すと農夫は礼を言った。ドラゴンも怖いが、蜘蛛にも気をつけてほしい。
まあ無事で何よりだ。



悲鳴が聞こえた辺りを探すと、奥方も無事だった。草陰で腰を抜かしていただけのようだ。
あなた方には七千階段の巡礼を心から勧める。狼もトロールも排除済みだから、今なら安全にキナレスの恩恵を受けることができるはずだ。道中獣に襲われる心配がなくなれば、旅の危険の半分は確実に回避できるのだ。
私も今すぐ巡礼し直したいところだが、明日のパーティに間に合わなくなるから無理だな。パーティーの帰り道、クマに出会わないことを祈るばかりだ。



ひと波乱あったが、それ以降は何事もなくソリチュードにたどり着いた。
水際には大抵アルゴニアン仲間がいる。ウィンドヘルムのアルゴニアン達とも仲良くなったことだし、ソリチュードでも少し顔見知りを作っておくか。



ところがソリチュードのアルゴニアン達は、冷たかった。



鎧を着ているからガラの悪い奴だと思われたのだろうか。
町に行って服屋に立ち寄ってみた。嫌味なエルフに嫌味な断られ方をされる。私のようにチャーミングなお客に見合う服は、置いていないそうだ。



仕方ないので私と同じように鎧を来たアルゴニアンを見つけて話しかけてみる。
これは怪しい取引関係のアルゴニアンだな。関わらない方がいいようだ。



宿にも同族がいた。
が、どうも都会のアルゴニアンはことごとく擦れているか冷たいかのどちらからしい。
これなら一人の方がいいかもしれないな……。



午後はひとりさびしく買い物をして過ごす。
なにか心と体を温めるものはないだろうか。



スパイス入りワイン。これはなかなかよさそうだ。
一家秘伝のレシピで作っており、ソリチュードで一番うまいと評判だという。



二本購入して立ち去る私の背に、屋台の女主人が声をかけた。
酒を売っておきながら、その忠告はいったい……。
どうやら彼女の父がかなりの酒豪で困っているようだ。うまいワイン作る彼女が悪いのか、酒呑みの父親が悪いのか。
体にいいスパイスワインも、過ぎたるは及ばざるが如しというわけだ。



日が暮れ、ソリチュードの宿で夕食をとる。
デルフィンの手筈通り、マルボーンというサルモール大使館の給仕が私を待っていた。
彼はかなり疑わしげに私の身なりを観察する。デルフィンからは手練れを送り込むと聞かされていたらしい。彼曰く、私の無防備な尻尾さばきは、どう見ても素人というわけだ。確かに生まれついての隠密上手なカジート達は、常に尻尾の先まで気を使って動いているものだからな。



ここでマルボーンを不安に陥れても仕方がない。私はわざと愚鈍っぽくふるまい、そういう演技をしているのだとこれ見よがしにアピールする。そして手筈はすべて心得ていると心にもないことを耳打ちすると、相手もようやく疑いを解いた。半分くらいだけだろうが。
大使館へは武具を身に帯びては入れない。必要なものはあらかじめ彼が仕入れた食料品に隠して持ち込んでおくとのこと。
そこで彼に鎧一式と薬瓶を数本託すことにした。「武器は? ダガー一本もなしか?」と確認されるが、必要ないと断る。私は隠密のエキスパートだから決して見つからない。見つからなければ戦闘も武器も必要ないというわけだ。
ここまで嘘を重ねると、さすがに心が痛む。

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Author

UNI
Skyrimで遊ぶのも、CKで改造するのも好きなファンタジー好きです。
戦闘苦手で難易度は基本EASY、慣れてもNORMAL程度。 アンデッド恐怖症なので、ノルド遺跡探索が辛い……。

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