滝の下で気になる鉱床を発見。
手持ちのつるはしで引っ掻くと、魂石が手に入った。あれは鉱物だったのか。
オートマトンの動力に魂石がもれなく使われているのを見るに、あれはブラックリーチ産だった可能性も高いということか。中に何の魂が入っているかは知らないが。



この塔は滝の上に戻れるのだろうか。



目につくものを特に計画性もなく探索している。その結果は当然迷子なのだが。
マーキュリオに指摘されて、はじめて気が付いた。道など分からん。分かったことなどない。



再び滝の上に戻り、地上に通じているらしい塔を調べた。この塔は、ラルドサールに通じていた。
ドゥーマーの遺跡は、ブラックリーチで互いにつながっているのか。地上の生き物に気づかれず、各都市間を移動できたというわけか。



目指すムザークの塔らしきものは見つからない。
今度はあの球体のところへ行ってみよう。かなり大きな建造物があるので、ブラックリーチの中心的な場所かもしれない。あまり明るい場所に行くのは気が進まないが。



建物の中庭に入ったら、ボロを着た人間に襲われた。なんだ、地底人か。



彼らはどうやらファルメルの奴隷らしい。奴隷だが、所持金は私よりはるかに多いな。……むしろ、彼らが地上の現行通貨を持っているのに驚きだが。



球体の真下まで来た。何でできているのだろう。
興味本位で揺るぎなき力を放ってみた。球が揺れるか落ちるかするかと思ったのだ。



ところが球はびくともしなかった。かわりにどこからともなくドラゴンの咆哮が聞こえた。
高いところに登って確認すると、一匹のドラゴンが建物の周りを飛び回っている。
地下にもドラゴンがいたのか。



ドラゴンを刺激したくないので、こっそり立ち去ることにする。この辺から飛び降りよう。
下の方に見える街道を、巨人っぽい生き物が通るのが見えた気がした。
ブラックリーチ、意外と生物の種類が多いな。ウィスプどもを生き物に数えるならばだが。



散々歩き回った末に、疲れが出てきた。今何時だか分からないが、日が変わっている気がする。
この静かなる遺跡という場所が本当に静かなら、今夜はここで休むとしよう。



「静かなる遺跡」は名ばかりのところだった。ニルンルートがうるさすぎる。
私は真っ先にこの騒音草をむしり取ったのだった。



歩き回って久しぶりにくたくただ。
スローターフィッシュの焼き身、ハニーナッツのおやつ、トマトにリンゴ。そしてアルゴニアン・エールでゆっくり夕食を取る。
キナレスの加護のおかげか、ファルメルさえ掃討してしまえばブラックリーチは比較的安全な場所だと分かった。
明日はまだ行っていない方向を探索してみるつもりだ。……行ってない方向がどちらか、全く分からないがな。


前へ　|　次へ