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方向音痴のSkyrim

PCゲーム「Skyrim」の雑多なCKいじり日記

4E201降霜の月23日(木) ファルクリース地方へ



アルクンザムズへ侵入した。
入り口の扉をくぐってすぐ、すでにしてかなり崩れた遺跡の内観が目に入る。山の重みで崩れてきているのか、それとも先ほどの地震と何か関係があるのか。
ドゥーマー遺跡につきもののオートマトンの襲撃やらファルメルの不意打ちなどより、はるかに危険なものがここにはある。天井の崩壊やら床の崩落だ。どんなに強い戦士でも、自然災害に巻き込まれてしまえばなすすべもない。



さすがにこの遺跡の探検はやめた方がいいのではないか。
手遅れになる前に、引き返したほうがいいのではないか。
心の内で自問自答する。
しかし、胸の内だけではなく、耳の外からも似たような警告の言葉が聞こえてくるのは、気のせいだろうか。こころなしか、それは女性の声のようにも思えるのだが。



背後で、誰かのため息が聞こえた。ひんやりとした気配も。
どうやら、あの警告の声はこの幽霊が発していたようだ。



幽霊女は陰気な様子で、宝探しで入り込んだ私達冒険者のうかつさをいさめた。
自分みたいな目に合わないうちに引き返せと、あれほど繰り返したのに……と。




幽霊はカトリアと名乗った。20年間も冒険者としてやってきたということは……。結構年は行ってそうだな。
しかしカトリアとは、あの本で献辞に捧げられていた人物の名と一致する。



どうやら、同一人物でよさそうだ。



ところが幽霊は怒り出した。エセリウム戦争の論文は、すべて自分自身の研究成果だというのだ。
冒険者が遺跡に入ると、時に宝の取り合いで血を見ることになるが、研究者たちが遺跡に入ると、研究成果の取り合いで血を見ることになるのだな。彼女の場合は殺されたのではなく、先に論文を発表されてしまったようだが。



長年の研究成果を奪われた無念は、彼女を死してこの世につなぎとめるほどだったらしい。



しかし所詮は死者。理論を完成させるための探索を続けることはできないし、論文を盗んだ見習いを告発することもできない。
おまけにこの遺跡は大きな地震で崩壊を起こし、ほとんどの場所が崩れてしまったという。
地震に巻き込まれた自分の二の舞になる前に、私達は引き返したほうがいいという。ずいぶん親切な幽霊だ。



この幽霊は、アルクンザムズの遺跡にかなり御執心だ。
研究成果とやらも気になるし、私達が彼女の探索を引き継ぐのも面白いかもしれない。
これ見よがしに先へ進もうとすると、幽霊も乗り気になってきた。
しかしこの崩壊しかけの遺跡は、他の遺跡とは比べ物にならないくらい確実に危険だ。世界をアルドゥインから救った後ならば、心おきなく挑めるのだがな。
ドゥーマー遺跡に詳しい彼女がアルフタンド攻略に力を貸してくれたら、どんなにか心強いだろう。



彼女もかつては冒険者だった身だ。前金もなく、この危険な遺跡の探索を依頼するのは虫のよすぎる話だと理解してくれた。前金代わりに私達のアルフタンド遺跡探索に付き合ってもいいという。
ならば決まりだ。ドゥーマー遺跡研究者なら、アルフタンド探索もきっと楽しめるはずだろうし、全くの無駄足にもなるまい。
しかしここを立ち去る前に、彼女の遺体くらいは収容していこう。
話によると地震が起きたとき、彼女は高いところから落ちたらしい。



それは実に惜しい落ち方だったそうだ。
意外と冷静に観察していたんだな。死ぬ瞬間とは、案外そういうものかもしれないが。



遺跡の奥にかなり広い峡谷が開いていたのだが、実はこれこそが地震でできた亀裂らしい。



そして亀裂の下に、彼女の本体が横たわっていた。確かに惜しい位置だ。



カトリアの幽霊から、日記を回収してほしいと頼まれる。研究者にとって探索記録は、命より大事なものなのだろう。
荷物を探っていると、回復薬も出てきた。こちらは私が有効に活用させていただこう。
荷物袋には矢も入っていたが、弓が見当たらないな。大方どこかに落としたのだろうが。



日記には、研究成果を盗まれた彼女の怒りもつづられていた。
世界を救った後で、その無念は晴らして差し上げよう。



カトリアの遺体は、安全そうな場所へと運んでおいた。
さて、遅くならないうちに出発する。



真昼間の日差しの下に幽霊を連れ出すのもいかがなものかと思ったが、見る限り平気そうだ。
あれだけ強い未練を残して化けて出たくらいだから、この程度の太陽の光はなんでもないか。



ドラゴンも飛来してきたが、降りてくる様子はない。
特に問題もなさそうなので、このまま出発しよう。今日の旅はまだ続く。日が変わる前にどこかの宿にたどり着ければいいのだが。



アルクンザムズから南へ向かい、カース川を渡ってまずはホワイトラン領へ出ることにする。
このあたりの山はフォースウォーンの姿もまだ時折見るのだが、ノルド遺跡も相当数みられる。どちらの住人のほうが古くからここにいるのだろう。



向こうに見えるノルド遺跡も相当古そうだ。
好奇心はあるので一寸中を覗きに立ち寄ってみたいのだが、ひとたび足を踏み入れれば古代ノルドの亡霊に話しかけられそうなので、やめておこう。今のところ幽霊はカトリア一人で十分だ。



カース川が見えてきたので山を下ろうとしたら、トロールに襲われた。どうやら近くに彼らの巣があるらしい。



トロールを倒してあたりを探してみると、案の定彼らの住処が見つかった。
住処には人間の死体も一つ。ノルドの冒険者だろうか。



彼はトロールズベインという武器を持っていた。トロール特攻の符呪がなされている。
おそらくこの武器で、彼はトロール退治の名人として名をはせていたのだろう。あるいは、珍しい武器を偶然手に入れて、試してみたくなったのか。
彼からこの武器を取り上げてしまうと、フロフニール・トロールズベインはただのフロフニールになってしまう。このままこの武器と一緒に朽ち果てるのがよかろう。



さて、このままカース川を下れば、少し引き返すことにはなるがオールドフロルダンへ行くこともできる。
いや、あの宿にもヒャルティの剣を待ち望んでいる幽霊がいたっけか。このままカトリアまで連れて行けば、宿の女将が卒倒しかねない。



となると、ロリクステッドを目指すか。時刻が微妙だ。頑張ればもう少し先まで行けそうな気がする。
理想としては、今日中にファルクリースまで行きたい。そうすれば明日の朝いちばんに世界の喉へ向かって出発ができる。何しろニムヒ退治で空の声の恩恵が解けてしまったので、もう一度標章詣でをしたいのだ。カイネの加護のもとに暮らす野生の獣や虫から敵視されなくなる恩恵は、ブラックリーチでも必要になりそうだからな。



結局ロリクステッドを通り過ぎ、ファルクリース方面へ向けて歩くことにした。すでに夜10時を過ぎている。月が明るければうっすら地形が見えるだろうと踏んでいたのだが、今夜はどうも暗闇が深い。



夜空を見上げると、セクンダの姿が見えた。マッサーは出ていないのだろうか。だとしたら夜がいつもより暗かったのもうなずける。



ファルクリースの深い森の中を歩いていると思っていたが、なぜか大きな湖が左手に見えてきた。もしかしなくてもこれはイリナルタ湖だ。途中で道を間違えてしまったようだな。



すでに深夜を過ぎていたため、この日の旅はここで終わることにする。
真冬のこの季節に野宿することになろうとは。
結局三人とも、夜気で凍りかけたアップルパイを懐から出してほおばり、キンキンに冷えたノルド蜂蜜酒を飲んで休むことにした。

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UNI
Skyrimで遊ぶのも、CKで改造するのも好きなファンタジー好きです。
戦闘苦手で難易度は基本EASY、慣れてもNORMAL程度。 アンデッド恐怖症なので、ノルド遺跡探索が辛い……。

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