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方向音痴のSkyrim

PCゲーム「Skyrim」の雑多なCKいじり日記

4E201降霜の月20日(月) ウィンドヘルム

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4E201降霜の月20日(月) ウィンドヘルム



前夜のナイトゲートも、多くの旅人で賑わったようだ。宿の主人によると、偶然人通りが重なっただけらしいが。
早朝の出立では、宿の入り口付近は旅立ちの冒険者達でごった返していた。



さて、私達の今日の予定だが、近くの見捨てられた洞窟で探検することにした。
グレイビアード達から、洞窟にあるという遺跡に言葉の壁があるらしいというのを聞いていたのだ。聞いたのはずいぶん前のような気もするが。
ノルド遺跡の探索であれば、ドゥーマー遺跡ほどの苦労はないだろう。



見捨てられた洞窟は、案外街道のすぐ近くにあった。急な雨の雨宿りの場所によさそうなくらいだが、それでもやはり見捨てられているのだろうか。



入り口付近は一見して天然の洞窟だ。野生の狼の巣になっているらしいが、ベテランの冒険者であれば微かな遺跡の匂いにすぐ気が付く。要するに、ドラウグルの匂いだ。



案の定、洞窟の奥にはずいぶん立派な遺跡の門構えがしつらえられていた。この墓の主は、さぞかし力のある人物だったのだろう。



遺跡の扉をくぐると、すぐにかがり火が見えた。山賊が灯した明かりでないのなら、ドラウグルが灯した明かりだ。遺跡の壁にクモの巣が少ないところを見ると、ここのドラウグル達はずいぶん几帳面に掃除をしているらしい。



奥へ進むと、ドラウグル達が侵入者を排除しにかかってきた。
こちらは墓の奥にある言葉の壁を見学させてもらうだけでいいのだが、そういう話し合いが一切できないのは残念だ。それとも墓の主に捧げる手土産でも持ってきていたら、意外と友好的に奥へ案内してくれたりするのだろうか。何しろこれだけ丁寧に墓掃除をしているようなドラウグル達だから。



それにしても本当に、ここの墓はずいぶん整っている。供え物を置くテーブルも、この片付きようだ。
……面白そうな本だな。このあたりに葬られているドラウグルは、盾の扱いに長けていたのだろうか。私も盾の扱いに関して非常に興味があるので、この本をしばらく貸していただこうかと思う。とるのではない。あくまで貸していただくだけだ。



墓の深部へ達する。この墓室も、クモの巣がほとんどなくきれいだ。
古くなって崩れている部分くらいか。散らかっているのは。
ここまで整っていると、襲い掛かってくるドラウグル達を倒すのにも躊躇してしまいそうだ。几帳面な墓の主のために、微に入り細をうがち墓所を整えるドラウグル達……。



誠に申し訳ない。壁を見せてもらったら早々に立ち去るつもりでいるので、どうか許していただきたい。
借りた本も、後でちゃんと返しに来るので心配しないでいただきたい。むろん、本にハチミツ酒のシミを付けたりなどは絶対にしない。



ようやく玄室だ。
墓の主に挨拶をして、壁を見せていただこうか。



まったくもって、お休み中のところを押しかけて申し訳ない。
どうぞ我々にはお構いなく、ご永眠を続けていただけないものか。



墓の主は命の限り我々を歓待してくれた。しかし意外にも彼は弱かった。
こういった墓に葬られているドラウグルは生前かなり強い戦士であった場合が多いのだが、彼は違うのだろうか。
きれいに整えられていた墓の様子といい、どちらかというと彼は几帳面な学者タイプだったのかもしれない。



さて、壁に刻まれていたのは「搾取」の言葉。
私は断じてこの墓から搾取は行っていないつもりなのだが、言葉の壁に叱られたような気が、少しだけした。
壁の碑文は丁寧に写し取って、宿に戻ったら解読しよう。マーキュリオもそれなりに興味があるらしい。



遺跡から出ると、まだ日は高かった。
地図を確かめると、川を渡った向こう岸に盗賊のアジトがあるようだ。確か、ウィンドヘルムの港で働くアルゴニアン女性にペンダントを取り返すよう頼まれた記憶がある。このままアジトをつぶして、今夜はウィンドヘルムに泊まることにするか。



遺跡を出て間もなく、空からドラゴンが飛来した。数日前に空を飛びまわっていた奴に違いない。
見つかってしまったので、盗賊退治の前にドラゴン退治としゃれこもう。



ドラゴンの名はヴィントゥルースというらしい。
彼が炎を吐いてきたので、こちらはフロストブレスを吐き返した。ドラゴンボーンとして、ドラゴンへのシャウトの挨拶は欠かさないのだ。



それにしてもやけにマーキュリオがやる気満々だ。
アルドゥイン復活以降各地にドラゴンが出没するようになって、人々は恐怖におののく毎日かと思っていたが、全くそうではないらしい。
なかにはマーキュリオのように、腕試しには最高の相手とばかりに積極的に仕掛けていく者もいるとか。スカイリムの民は、種族関係なくたくましい者たちばかりのようだ。



結局ほとんどのダメージをマーキュリオが与え、ドラゴンは倒された。
……構わない。ドラゴンボーンの本質は、ドラゴンより強いというのではなく、ドラゴンの魂を吸って復活できなくすることにあるのだから。



近くにいたのは自分達だけと思っていたが、ムアイクが駆け寄ってきた。珍しい。私達の強さに驚いてくれているのか。



……と思ったが、彼は足早に通り過ぎるつもりだけのようだった。
私達には関わりたくないそうだ。確かに何かよくないことが起きるときはいつも、私のそばで起こっているからな。



ドラゴンを倒した後の道中は、いたって静かだった。降り積もる雪がさらにその静けさを深めるほどだ。



依然見つけていた竜の墓。
様子が変わっていたので近くによって確かめると、大穴が開いていた。もしかしたらヴィントゥルースはこの穴から復活したのかもしれない。
竜の墓はまだいくつかあった。アルドゥイン討伐の筋道が見えた今となっては、墓を一つずつ訪ねてみるよりも、一刻も早く星霜の書を手に入れるのが先決だが……。旅先で近くに竜の墓があるときは、やはり積極的に近寄って確かめた方がいいのかもしれない。



川べりに焚火の日が見えたので、一休みする。
昼食をといきたいところだが、ここから浅瀬を渡ってすぐが盗賊のアジトだ。連中を一掃してから昼ご飯にしてもいいだろう。
うまくすれば、盗賊達が樽いっぱいのハチミツ酒をため込んでいるかもしれない。



川を渡ると、盗賊達のアジトは簡単に見つかった。外で焚火をしてテントを張っているのだから、見つけられない方が難しい。戦利品の仕分けと搬入でも行っている最中だったのだろう。



この辺りは広い洞窟が多いのだろうか。
この盗賊のアジトも、入り口は天然の洞窟になっていた。奥の方に砦らしい建造物を作って、ぬくぬくと穴倉暮らしを楽しんでいたようだ。



掃除の行き届いたノルド遺跡を荒らしまわるのと違って、盗賊アジト荒らしは罪悪感にとらわれることが少ない。
昼食中の盗賊達の食堂へ押しかけ、私のファイアブレスとマーキュリオの火炎でスキーヷァーの皮みたいにカリカリに焼き上げてやろう。



盗賊長を倒し、シャーヴィーのペンダントを難なく取り返した。
盗賊達は他にも金品をため込んでいたようだが、例によってそれらには手を付けない。盗賊のものを取るのも盗賊だ。



奴らの宝物には手を付けなかったが、食べかけの昼食はありがたくいただくことにする。このまま放っておいても腐るだけだ。もったいない精神である。
セプティマスを訪ねる際手に入れたホーカーの焼肉も作り、ずいぶん豪勢な食卓になった。
時刻はすでに夕刻。ここで昼食と夕食を兼ねる。これだけ腹いっぱい食べられたのはどれだけぶりだろうか。
盗賊達はよほどチーズが好きだったらしく、棚には一杯チーズが重ねられていた。エイダールチーズをいくつかもらっていこうか。これと酒を鍋で煮るとうまいのだ。匂いにつられて猫達が寄ってくるのが玉に瑕だが。



盗賊のアジトでしっかりと腹ごしらえをし、ウィンドヘルムへ駆け足する。
辺りが真っ暗になってしまうギリギリ前に、シャーヴィーにペンダントを届けることができた。
ついでにこのままカイネスグローブまで走って、ロッジにご先祖の盾を届けてしまおう。



今夜は素晴らしい夜となった。
ロッジの盾の礼などを合わせると、久しぶりに懐が温かくなったのだ。これだけあれば、ブリーズホームにリビングなどを設置することができそうだ。……ホワイトランに戻るまで、使い込まなければの話だが。



懐の温かさで油断してはいけない。節約できるところは節約する。
例えばここウィンドヘルムでは、その寒さ故に外に捨てられた生ごみは腐る前に凍り付く。きちんと探せば、まだ食べられるものがあるかもしれないのだ。
明日の夕食用にとゴミ捨て場でごみをあさる私に、通りすがりの衛兵は何をしているのかといぶかしんだ。それを他人面で見ていたマーキュリオが、フォローになっていない言葉を衛兵と交わす。
まあ、来たる緊急時のために、今まさに事前の非常手段をとっている……というのが正しい解釈だが。



深夜のゴミあさりはほどほどにして、宿へと向かう。今夜はキャンドルハースホールに泊まることにしよう。
ついでにステンヴァールを訪ねた。彼がアルフタンド遺跡に付き合ってくれるなら、これほど頼もしいことはない。
しかし彼は宿の警護で手がいっぱいなのだそうだ。なんでもウィンドヘルムでは若い女性を狙った連続殺人事件が起きていたのだが、先日とうとうこの宿のウェイトレスが犠牲になってしまったというのだ。
空にはドラゴンが舞い、内戦でノルド同士が争う中、凄惨な殺人事件まで起こっているとは。



殺伐としたウィンドヘルムから離れて、明日は早々にマルカルスへ発つとしよう。ドゥーマ研究の第一人者であるカルセルモに話を聞き、ドゥーマー遺跡探索に慣れた傭兵を雇うのだ。
寒さでかじかんだ手足を暖炉で温め、腹には強いスジャンマを流し込んでここ数日の冒険の疲れを慰める。



寝る前に、ドラゴン語の翻訳をした。久しぶりの言葉の壁だ。
スコージという名の盗賊が壁の下に埋められたようだが、あの遺跡の棺に入っていたのはクラルミルという名のドラウグルだった。壁と遺跡の主との関連性はないように思える。それともクラルミルの斧を盗もうとしてスコージは殺されたのだろうか。
いずれにしても、なかなか恐ろしい力を持ったシャウトが使えるようになった。これならドラゴンの堅い鱗も、言葉の力でボロボロにできそうだ。ドゥーマーのオートマトンだって、すぐに錆びだらけにできるだろう。


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UNI
Skyrimで遊ぶのも、CKで改造するのも好きなファンタジー好きです。
戦闘苦手で難易度は基本EASY、慣れてもNORMAL程度。 アンデッド恐怖症なので、ノルド遺跡探索が辛い……。

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