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方向音痴のSkyrim

PCゲーム「Skyrim」の雑多なCKいじり日記

4E201降霜の月16日(木) カイネスグローブ

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4E201降霜の月16日(木) カイネスグローブ



我々の侵入を警告する声をよそに、死霊術師達を蹴散らしながら奥へと進んでいく。
疑問が残るのは、声の主が本当に亡霊なのかということと、このノルド遺跡が誰の墓かということだ。
ドラゴンボーンである私は、最奥部で言葉の壁が見つからないかという期待がある。



たくさんのドラウグルが横たわる埋葬室で、再び声が響いた。
もし最奥部にドラゴンプリーストが眠るなら、ドラウグル達は声に命じられなくても、墓の主を守るために自ら起き上がり襲い掛かってくるだろう。
マーキュリオ曰く、声が聞こえた直後にドラウグル達を起こすマジカの流れを感じたそうだ。力のある死霊術師であれば、一度に複数の死体を操ることも可能だという。



声の不気味さより寒さが気になると言い出すマーキュリオ。
私はといえば、死霊術師とドラウグルのセットにうんざり気味である。さらには部屋の中央に意味ありげなレバー。猿知恵まで試されるとは。
しかし同じ部屋に置いてあった本を読んで、墓の主が誰だか分かった。フョリとホルゲール。ノルドの豪傑夫婦の物語として有名だ。
さらには同じ部屋にあった日記によって、亡霊の声が生身の女性のものだと分かった。25年前に夫を失ったハンマーフェルのルア・アル・スカベンで、ホルゲールの遺体を使って夫を生き返らせようとしているらしい。そんなことをすれば、フョリが怒り狂って棺から起きてきそうだが。
帝国にもスカイリムにも深い恨みのある彼女には、フョリの怒りもノルド遺跡を荒らすことにも恐れはないようだ。



彼女は進む先々でドラウグル達を呼び起こしては、私達の進行を阻もうとする。永眠を阻害されるドラウグル達も大変だ。
優れたエンバーミング技術で適切に処理された死体いっぱいのノルド遺跡は、死霊術師である彼女にとって理想の修行場にもなっただろう。一度の多くの死体を操る死霊術は、見事というよりほかにない。一般の死霊術師なら、よほど腕がたっても一度に2、3体がやっとだろうに。
こういうのを、儀式座の申し子とでも言うのだろうか。



再び寒さを訴えるマーキュリオ。
その歯のガタガタは、怖気づいたわけではあるまいか。
今更それはないか。



ようやく最奥部へとたどり着く。言葉の壁の気配はないが、ルア・アル・スカベンの姿と、二つの棺が目に入った。



夫を失った悲しみが長すぎたのか、死者を生き返らせる研究そのものが正気を奪うのか、彼女の様子はただならない。話し合いも通じそうになく、彼女はフョリとホルゲールを蘇らせて襲い掛かってきた。



フョリとホルゲールはノルドの豪傑なので、正面切って戦いたくない。私は素早くスカベンを殴ってすべてを終わらせた。



フョリとホルゲールの体から、彼らを束縛していたスカベンの力が抜ける。
こうもあっけないとは。やはりウィザードは打たれ弱いな。マーキュリオも使う魔法はやたら強いが、ドラウグルに近づかれるとすぐに膝をついていた。



フョリとホルゲールの亡霊が現れ、何やらお礼をしてくれた。お礼は幽霊みたいな剣だったのだが、私には無用の長物だ。これもグレイビアード達に奉納しておくか。いや、ベレソアあたりにでも売り払っておくか。



スカベンの遺体は、祭壇に用意されていたドラウグルの隣に並べてやった。もっとも夫は荼毘にふされたらしいから、この遺体は夫ではないと思うのだが。
なんとなく意味深に横たえられた遺体だったので、



最奥部の宝物室は、スカベンの研究室になっていた。そこに残されていた古い手紙が一通。夫の死亡通知だ。
インペリアル市民と書いてあるが、これはおそらく帝国市民を意味しているのだろう。スカベンはレッドガードだったから。
そして第四記175年は、まさに帝国とアルドメリ自治領が白金協定を結んだ年だ。もう少し早くに休戦協定が交わされていれば、彼女の夫も死なずに済んだのかもしれないな。



ルア・アル・スカベンとサイールの物語も、フョリとホルゲールの物語のように悲しいものだった。
ロッジのご先祖様の盾は、スカベンの部屋のガラクタ入れに入っていたので無事依頼も達成だ。
ノルド遺跡を平和に戻し、探し物も終わったところで表に出て昼食にした。ウィザード達がリンゴと小麦粉をため込んでいたので、それもいくらか頂戴しておく。どこかで調理してリンゴパイでも作ることにしよう。



次の目的地は近所の洞窟だ。ドーンスターに停泊していた船の船長が、積み荷のトラブルでここの山賊と問題を抱えていたように記憶している。
適当に片づけて、この洞窟を今夜の宿にでもしよう。



ノルド遺跡探検ですでにお腹一杯になっていたマーキュリオは、少々不服そうだが。
山賊の使っていたベッドなんか、不潔で使いたくないとでもいうのだろう。



洞窟自体は地下水の染み出るきれいな場所だった。
ここが宿に使えそうな場所かどうか、山賊を掃除しながら見て回ることにしよう。



洞窟内を回って山賊達の住処を調べてみたが、休めそうなベッドはおろか生活できそうな空間がなかった。積み荷問題の山賊をあっさり倒してしまうと、留まる理由すらなくなる。



洞窟での宿はあきらめて、とっぷり暮れた森の中をカイネスグローブ目指して歩くことに決めた。



今夜は天気が悪いようだ。
イーストマーチの街道に出て見晴らし自体はよくなっても、あたり一面うっすらと霧で煙っている。温泉地帯が近いので、この霧はそこから漂ってきているんだろうか。
夜の寒さにかじかんだ手をすり合わせながら歩いていくと、温泉地帯中央に位置する山の上を、竜が夜の散歩としゃれこんでいた。あれに目を付けられると面倒なので、たいまつは消して進むことにする。



天気が悪いせいで星ひとつ見えないが、月の光が辺りをうっすら闇から浮かび上がらせている。
アカヴィリの水墨画を思わせるスカイリムの夜景もいいものだ。これで寒くなければ、ハチミツ酒で闇夜酒とでもしゃれ込みたいくらいだ。



日付が変わる頃、ようやくカイネスグローブの宿に着いた。デルフィンによると、この宿の黒エールがうまいらしい。
ドラゴン退治で少し懐に余裕があるので、売っていればいただくことにしよう。



その後、就寝までの時間に宿のかまどを借りる。
アンシルヴァンドのウィザードがため込んでいたリンゴと小麦粉をパイに変えた。しばらく食事の心配はなさそうだ。


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コメント

1. 無題

そこはもう夫ということにしてあげてもww

Re:無題

初見では疑うことなく夫の亡骸かと思っていたんですけど……。今回彼女の日記やセリフをよく読んでみたら実は夫ではないということが明らかに判明して、結構ショック受けました。じゃあこのドラウグルはいったい誰なのかとw
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Author

UNI
Skyrimで遊ぶのも、CKで改造するのも好きなファンタジー好きです。
戦闘苦手で難易度は基本EASY、慣れてもNORMAL程度。 アンデッド恐怖症なので、ノルド遺跡探索が辛い……。

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