今日はウステングラブへ向かい、ユルゲン・ウィンドコーラーの角笛を返却しに行く。
それから道を引き返し、ストーンヒルズの東部にあるらしい大公座の石碑を訪ねるつもりだ。あの石碑の力を得ると、身の守りが固くなるらしい。魔法にも効くらしいので、エルフだらけのサルモール大使館でも役立ってくれるだろう。……一切見つからずに全てやりおおせられるなら、守りなんて考えなくていいのだろうがな。
ウステングラブでは、またしても死霊術師が墓地の死体目当てにやってきていた。
声の道の創始者の墓で、無礼者め。
戦闘を終えると、二羽の蝶々仲良く並んでいるのが目に留まる。
その黄色いほうだけ、捕まえていいかな。あまりに仲良く並んでいるので、無用の遠慮をしてしまった。
墓に角笛を戻すと、棺から力が流れこんできた。私にシャウトを授けたグレイビアード達と同じだ。
創始者も、私を認めてくれたと解釈していいのだろうか。
大公座を目指して道を歩いていると、古ぼけた石段で山賊達が取っ組み合いをしていた。
仲間を切り伏せた女山賊がこちらを鋭く睨み付ける。私は敵意がないことを示すため、両手を上げた。素手とシャウトを使う私の場合、武器を握っていないことはなんの安全の証明にもならないが。
話ができそうなので何があったか尋ねてみた。どうやらただの仲間割れのようだ。しかしその原因はボスの不思議な剣にあるらしい。アジトにしている遺跡の奥で見つけた一品というが。
あとで彼らのアジト「フロストミヤ墓地」を訪ねさせてもらおう。
女山賊に倒された連中の懐を探すと、ボスの手配書が出てきた。相当お怒りらしい。
ちなみに100ゴールドは、各要塞の首長が公示している山賊アジト殲滅任務と同じ値段だ。山賊達が金持ちなのか、首長がケチなのか、難しいところだな。
物の相場は知っておくべきだ。私も傭兵を目指す以上、自分を安売りしないようにしたいものだ。
フロストミヤ墓地を通り過ぎ、裏手の山へと登る道へ入る。かなりきつい山道だ。
歩きやすいよう階段が埋められているが、足をすべらせたら下までノンストップだな。
視界のひらけた場所で足を止めると、ここも絶景が広がっている。
天気が曇りでだいぶ霧がはっているものの、ソリチュードのアーチがうっすらと見える。
さらに登ると、上の方に怪しげな石像の上半身が現れた。
あれは200年前、シロディールで大暴れしたデイドラだそうだ。他のデイドラ大公に比べても明らかに危険人物らしいので、見なかったことにしておこう。
巨大石像を背にして先へ行くと、そこに大公座の大立石が鎮座している。
祭壇は見晴らしがよく、山賊達が見張りでたむろしているようだ。フロストミヤ墓地の山賊団の一員だろうか。
邪魔者は軽くひねって大公の石碑の力を得た。
ちょうどいい具合に日も傾きかけている。フロストミヤ墓地を訪ねて、一晩の宿を借りるとしよう。
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