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方向音痴のSkyrim

PCゲーム「Skyrim」の雑多なCKいじり日記

4E201薪木の月16日(火)

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4E201薪木の月16日(火)



夜明け前から移動を開始した。
可能なら、今日中にスカイボーンの祭壇に到着したい。



あれは静かなる月の野営地だ。この辺りから山道に入ればいいのだろうか。
ラビリンシアンを通る旧街道は道が舗装されていないため、迷いやすい。



本当にここでいいのだろうか。
道を尋ねたくても、野営地の山賊はステンヴァールと一緒に殲滅してしまったから無理だが。



不安を覚えつつも歩けそうな場所を探して登るうち、前方にドワーフ遺跡の一部らしいアーチを見つける。
どうやらラビリンシアンはこの道ではないようだ。



アーチの下には、マーラの祭壇が据えられていた。
どうやらこの小さな祠を祭るだけの細道を私は登っていたらしい。



午前も遅く、ようやく正解の道を見つけてラビリンシアンの巨大アーチを拝むことができた。
道に迷ったまま夜を迎えなくてよかった。



ラビリンシアンは巨大な都市遺跡らしい。ここに見えているのは遺跡の一部なのだろうが、これだけでもかなりの規模だ。竜教団の時代はスカイリムの首都だったというのも頷ける。
しかし見た感じ、都市というよりはシェルター群に見えなくもない。構造のほとんどは地下にあるようだ。
ブリークフォール墓地といい、墓地にしてはやたら広い古代ノルド遺跡を見ると、当時は遺跡内部が都市の役目を果たしていたようにも思える。竜教団時代はドラゴン達が崇められていた頃だ。地下や山に掘った穴の中で暮らし、ドラゴンの炎をさけて生活していたのかもしれない。真実はともあれ、想像するだけでも楽しい古代ロマンだ。



もっとも、のんびり遺跡見学というわけにはいかなかった。
フロスト・トロールが我が物顔で廃墟で暮らしている。幸い階段の多い地形で、揺るぎなき力がかなり役に立った。トロールは高い所から突き落とすに限る。



それにしても本当に立派な遺跡だ。観光地になっていてもよさそうだが、辺鄙な場所にあるうえトロールだらけでは、さすがに人は来ないか。



ラビリンシアンを抜け、それ以降は特に危険もなくモーサルへ到着する。
ドラゴンとの戦いを控え、薬屋で買えるだけの回復薬を仕入れた。といっても安い傷薬を2、3本くらいだが。
スカイボーンの祭壇への行き方を尋ねると、ラビリンシアンをホワイトラン側へ抜け、左手の道を登るんだそうだ。
ハイヤルマーチ地方にあるからてっきりモーサルから行ったほうが近いと思っていたが、全く違ったな。またラビリンシアンを逆戻りか。



山頂自体は、モーサル側から見ることができる。そこそこの標高だ。



スカイボーンの言葉の壁には、やはりドラゴンが住んでいた。
こんな寒い雪山で炎を吐いてくるのは、ありがたいような熱すぎるような歓迎だ。



ドラゴンの炎を避ける遮蔽物を探して走り回っていると、壁の近くに冒険者の死体が転がっているのに気が付いた。腕試しに来て力及ばなかったか。
私もかなり切羽詰まっている。懐の薬瓶を素早く抜き取り、ドラゴンの炎を避けて壁際に隠れた。すまないが、これは私が有効活用させてもらうぞ。



アンソール山での戦闘と同じく、今回も一人で倒さねばならない。
柱や壁の後ろに身を潜め、ドラゴンの隙をついてフロストブレスを放つ。ドラゴンの翼が程よく凍りつき、飛べなくなったところでヒストの力を活性化させつつ殴り込みをかける。



2時間近くのにらみ合いと死闘の末、ようやく決着だ。
勝利を叫びたいところだが、私の口の中は今回も蝶々の羽の粉と綿毛とラベンダーの残骸でひどいことになっていた。一刻も早く下山して、ハチミツ酒で洗い流したい。



言葉の壁には「冷凍」の文字。苦労した甲斐があった。これでフロストブレスがさらに鋭く冷たくなる。



冒険者から失敬した回復薬も私を大いに助けてくれた。
礼に花を供えておこう。



スカイボーンの祭壇からの眺めは見事なものだった。
日が落ちかけているのが残念だ。しかしこの見晴らし台は、まるであのシャウトをここで使えといわんばかりだ。



フェイム:「幽体」



スカイボーンの祭壇から、真下に広がるスカイリムの大地へ飛び込むのは最高に楽しいぞ。むろん幽霊以外は紐をつけてから飛び込んだ方がいいだろうが。
その晩、私はハチミツ酒を片手にストーンヒルズの労働者達と焚火のそばで過ごしていた。私の言葉は冗談としかとられなかったが。
ところでティーバ・エイというアルゴニアンの鉱山労働者が、私とそっくりの頭をしていた。彼の同僚達は、私達二人が服を交換したらきっと入れ替わったことに気づかないだろうと笑う。人間にアルゴニアンの人相を見分けるのは難しいから、角や鱗の色くらいしか違いを認識できないのだろう。特にこのスカイリムでは、接する機会も少ないようだ。



皆が寝静まる頃、おもむろに手帳を取り出し、書きつけた壁の碑文を翻訳する。
あの石碑はカジートの墓碑だったのか。今のノルド達のカジートへの評価を思えば、これはかなり珍しい例に思える。
あそこに眠っているのは、ノルドも感動して碑文に刻むほどやさしい心の持ち主だ。あの冒険者もきっと暖かく眠れることだろう。

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Author

UNI
Skyrimで遊ぶのも、CKで改造するのも好きなファンタジー好きです。
戦闘苦手で難易度は基本EASY、慣れてもNORMAL程度。 アンデッド恐怖症なので、ノルド遺跡探索が辛い……。

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