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方向音痴のSkyrim

PCゲーム「Skyrim」の雑多なCKいじり日記

4E201薪木の月5日(金)

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4E201薪木の月5日(金)



数時間の仮眠の後、ファレンガーの元を訪ねる。言葉の壁について聞くためだ。
彼は言葉の壁を直に目にした私を羨ましがった。壁の多くは墓の深部や秘境にあり、危険な冒険になるためだ。
しかし彼はドラゴン語の辞書の写しを一つ譲ってくれた。解読されている単語は少なくなく、それらを組み合わせれば、壁に刻まれた碑文の内容を大まかにでもとれるだろうとのことだ。



早速辞書と照らし合わせながら、これまでメモしてきた碑文の解読を始めた。
私はドラゴン語学者でもなければ、記憶喪失だけに学もない。翻訳はたどたどしいが、それなりには訳せた。
ウステングラブの壁にあった碑文は、ノルドの古い格言のようだ。さしずめ「ソブンガルデへの逝き方指南」か。「白き父祖」あるいは「老いた(白髪の)父」が単にノルドの先祖を表しているのか、始祖にふさわしい特定の男性を表しているのかは分からない。もし後者なら、イスグラモルを指すことになるのだろうか。
ファレンガーは私を通じて碑文集めができると知り、密かに喜んでいるようだ。「父祖」が誰を示しているのか、そういった学術向けのきちんとした翻訳は彼に任せ、私は自分なりに碑文巡りを楽しむことにしよう。



さあ、今日はリバーウッドの宿へ向かう。
ウステングラブで角笛をかすめ取った泥棒と対面せねばならない。



道中、ホニングブリューをひと瓶購入した。ブラックブライア・ハチミツ酒より安い。しかし一般的なハチミツ酒よりはるかに高いのは確かだ。むろん値段だけの代物ではある。
すこし懐が暖かい時、これを買うのが目下の楽しみだ。



リバーウッドへの道のりは、相変わらず平和だ。ドラゴンが飛来するわけでもなく、追剥が隠れていることもない。



いい日和にあくびを噛み殺しながら歩いていると、村の手前でつがいの狼がうろうろしていた。
村に行こうとするならやむを得ず退治せねばならないが、彼らは山の方へ大人しく帰っていくところだった。ウサギでも追いかけていたのだろう。



村に到着したのは午後2時過ぎ。
宿へ行くのも早いので、製材所で少し働かせてもらおうか。



普段素手で戦っているせいか、薪割りの斧が重たく感じる。
薪を手刀で割る……はさすがに無理だろうな。



薪割りで得た小遣いで、ホニングブリューを買った穴埋めができた。宿賃も十分だ。
いざスリーピング・ジャイアントへと勇む私を、レイロフの甥が見つけた。叔父からアルゴニアンのことを聞いていたのだろう。
自分を一人前の兵隊候補と自負する彼は、自主的に村の警備をかってでている。もっともすぐ飽きていたずらをしでかし、村人を怒らせてばかりだそうだが。
なかなか手厳しい見識眼の持ち主だ。



手紙にあった通り、屋根裏部屋を借りたいと申し出てみる。
宿の女将は首をかしげて天井を見上げる。宿の天井は屋根まで開放感あふれる吹き抜けの空間だ。屋根裏部屋などどこを見てもない。
そこで代わりに左の個室を与えられた。



夕食はレイロフとともにとる。彼はまだウルフリック首長のところへ戻る気はないらしい。里心でも着いたか。
私はとっておきのホニングブリューを飲み欲し、丸い固焼きパンにウサギ足のステーキを挟んで頬張った。
宿のどこを見回しても、旅人の姿はない。客はすべてリバーウッドの住人だ。角笛泥棒はいったいどこから出てくるのだろう。



夕食を終え、あてがわれた部屋であてどなく時間を過ごしていると、ようやく部屋の扉が開いた。
そこに立っていたのは宿の女将である。
彼女は私をドラゴンボーンと呼び、角笛を差し出した。



やれやれ、意外と身近にいたものだ。
角笛を手に入れたら私の方はもう彼女に用はないのだが、彼女は話したいことがあると言って自室に来るよう促した。彼女の部屋は宿で一番広いのだが、部屋の脇にしつらえられた衣装ダンスを開けると、奥に隠し部屋の下り階段が現れる。



なかなか手の込んだことをしてくれる。
彼女は自分を罪のない宿の主人というが、私はお前をファレンガーの所で見たぞ。
彼女がドラゴンの石版がどこにあるか突き止めてくれたと彼から聞いた時、私はてっきり宿に立ち寄った冒険者の噂話から仕入れたのだと思っていたのだが……。



しかし彼女は私の疑問を遮った。
おまけになぜか彼女は自分を私の敵ではないと言った。これは意外だ。私は誰かに命を狙われるような経験はない。狙ってきたとしても、せいぜい追いはぎや名声欲しさの冒険者くらいだ。だから特別誰かの助けも必要ないのだ。
なぜ彼女は私に敵がいると思ったのだろう。



またしても私の言葉はさえぎられた。彼女のペースで話を進めるしかなさそうだ。
強いて言うなら私の今の最大の敵は、「気に食わなければ殺せた」と言ったデルフィン自身なのだが。



ではまず角笛の一件について話を伺おう。
どうやら彼女がウステングラブへ先回りできたのは、グレイビアード達の話を盗み聞きしたのではなく、ハイフロスガー長年の伝統によるものらしい。
彼らが雷鳴のような大音響シャウトで私を呼んだのはスカイリム全土の人間が知ってるだろうし、グレイビアードが声の道の求道者にかす試練も決まっているなら、創始者の墓へ潜るタイミングもおのずと知れる。
しかしあの墓の最深部に行くには、シャウトの「旋風の疾走」が必要なはず。彼女はいったいどうやってあそこを潜り抜けた?



墓所で置手紙を読んでやって来た私を見て、彼女はグレイビアードがハイフロスガーに呼んだ人物が誰であるか特定できたようだ。彼女は人の噂に頼らず、策略と実力行使をもって真実を自分の元へ手繰り寄せたわけだ。



そしてこんな回りくどい、ひどく用心深い方法で私を特定した理由は彼女とサルモールとの確執にあるという。
なぜか彼女とサルモールとは敵対関係にあり、彼女はドラゴンの出現を彼らの仕業と疑っているようだ。
そうはいっても、エルフどもがドラゴンに命令できるほど強いとは思えない。ドラゴンは自分より弱い生き物には絶対に従わない生き物だと思うが。



はい、すみません。続きをどうぞ、奥様。



サルモールがドラゴンをスカイリムに呼んだかどうかはともかく、ドラゴンを倒す手段が目下必要である。
彼女はドラゴンボーンがドラゴンスレイヤーであることに目を付けた。この話は、ヘルゲンの牢屋で読んだ「ドラゴンボーンの書」に書いてあったのと同じだ。



ドラゴンスレイヤーとしての能力、シャウトに天性の才があるかどうか以上に重要な能力、ドラゴンの魂を吸うこと。彼女はこれについて、まだ私を疑っていた。
グレイビアードの目が節穴だったという可能性を視野に入れているらしい。どこまでも疑り深い。



彼女の話は、どうやってドラゴンが現れたかに移る。
彼らは生き返った?



どうやら竜戦争の時に殺されたドラゴンが、蘇っているらしいのだ。



埋葬塚……。スカイリムにはノルドの墓地以外にもドラゴンの墓がうじゃうじゃあるというのか。



次に復活するドラゴンを突き止めたとは……。
この宿の主人、ファレンガーより有能ではなかろうか。



どうやらドラゴンストーンに埋葬塚の地図が示されていたらしい。



彼女の手元の紙には、ドラゴンストーンから写し取った模様があった。その上からスカイリム全土の地図が手書きされている。
そういえば石板に模様が描いてあった。私は裏のドラゴン文字ばかりに目が行って、よくよく確かめもしなかったな。



赤いしるしのついた墓が、すでに復活済みだったらしい。
リフト地方の南東のはずれだが、あそこまで見に行ったのか……。熊だらけのあの森を。



彼女は復活の波が北上していると睨んでいる。そして次の墓はカイネスグローブ近くのものらしい。
 


彼女の正体について聞きたいことは山ほどあるが、それは私が本当にドラゴンボーンか彼女に証明してからだという。
つまり、実地で確かめるのだな。どこまでも疑い深い宿の主人だ。いいだろう。受けて立つ。

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Author

UNI
Skyrimで遊ぶのも、CKで改造するのも好きなファンタジー好きです。
戦闘苦手で難易度は基本EASY、慣れてもNORMAL程度。 アンデッド恐怖症なので、ノルド遺跡探索が辛い……。

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