降霜の月6日。
この日はあれこれ装備を整えるべく朝から鍛治。
合間に受けられそうなクエストを受けに行きます。
アレッサンドラさんから、ホワイトランへ持ち帰る短剣を預かる。埋葬って大変なお仕事ですよね……。でもできればダンマー式埋葬法の方が……。いや、この世界では灰になってもアンデッド化するほど死人の生きがいいから、どんな埋葬しても同じか。
ラグドフラゴンのこの場所が、相変わらず幻想的。血まみれの薪割り台はアンバランスなのかミステリアスなのか、よく分からないけど、なにか雰囲気に合っています
顔面改造医にも会いました。自分の顔について微妙なことを言われましたが、一般NPCからはじめて吸血鬼だと気づいてもらえて嬉しい。
ある程度ディムホロウ墓地へ向けて急ぐつもりでいたので、この日は夕方頃にリフテンを発ちました。ホンリッヒ湖の南側を回ってダークウォータークロッシングへ向かい、ウィンドヘルム、ウィンターホールド経由でドーンスター入りするつもりです。
でも途中に気になる場所があれば寄り道してみる。ここはクリスタルドリフト洞窟。外に鹿などの死体が散乱していたので、熊でもいるのかと思ったら、魅了の杖を持ったハンター風の人が不思議な場所でお亡くなりになっていました。動物達の制御に失敗したのか、この人がなんらかの原因でお亡くなりになったから大人しくしていた動物達が暴れはじめたのか。こじんまりした祭壇もあったりして、慎ましく素朴な暮らしでもしていたんだろうなぁ、という場所でした。隠者の住処にちょうど良さそうな洞窟です。
もう少し先を急ごうと思うも、一寸先の闇が危険すぎる。近くのドラゴンの住処へ続く山道へ迷い込んだらしく、暗闇の向こうから突然魔法の罠を受けて一回死んだので、先へ進むのはあきらめて野宿します。
翌日、怪しげな塔を発見。中へ入ってみると、ちょうど仲間割れをした魔女が、仲間の魔女を葬ったところでした。
影のある魔女イリアさん。
母親が人間を生贄にハグレイブンになる儀式を行おうとしているのを知り、とうとう自分のやっていることに我慢ができなくなったようです。
お母さんを殺してでも止める、ということで、なんとなく成り行きで手を貸すはめになってしまいました。
狭い建物内では、やっぱりシャウトより魔法ですね。姐さんが大活躍。
か弱い魔女達など、姐さんの前では敵にもなりません。
最終決戦前、イリアさんから、お母さんの前に生贄として連れて行くから後は頼んだ的な計画を聞きます。
ふと振り返ってみると、なんだか仲間が結構な人数になっていたのに気がつきました。四名プラス犬一匹。イリアさんも入れたら、総勢六名と一匹がダンジョン探索をしていることになります。……仲間が多いと楽しいですね。
「被験者になってくれる人を見つけてきたわ」
お母さんに一行を紹介するイリアさん。一度にこんなにたくさんの生贄を連れてきて、本来なら大手柄ということなのでしょうが……。
プレイヤーが儀式の椅子に座ったところで、イリアさんとお母さんの対決がスタート。
……あれ、お母さんとプレイヤーが敵対しません。母娘だけが交戦状態。
因縁の対決に部外者が手を出すのもあれなので、イリアさんがピンチになるまでは椅子に座ったまま見守ることにします。
熱い熱い。
プレイヤーが手を貸すまでもなく、自らの手でお母さんを倒したイリアさん。
「謝らないで……」と健気にこちらを気遣ってくれる彼女でしたが、謝るもなにも、こちらこそなにもせずに見ていただけなので、申し訳ない気持ちで一杯です。
ところで、掃除人達が視界のきわでうろちょろしはじめたのに気づきました。これはいかん。
はい、ストップ。物を漁るの、やめ。
掃除人達がお母さんを身ぐるみ剥がす前に、収集禁止指示を出します。ここにあるのは全部形見なんだから、とっちゃだめ。
この後、イリアさんをひとり塔に残すのも気が咎めたので、ついてきてもらうことにしました。
「いいことができる」と無邪気に喜ぶイリアさん。この人、いきなりひとりで世間に出したら、絶対悪い人に利用されるに違いない。ましてプレイヤーについて行って善行が積めるなんて、絶対にないと思うの。同じ数だけの悪いこともしちゃうと思うの。
次に通りすがったラーガシュブールでは巨人さんが大暴れ。
ここのオーク達を守れた試しがありません。
ユーゴー姐さんはプレイヤーにとって死体で出会う過去の人、というイメージしかない。
不用意に近づきすぎると、自分もオーク達の後を追ってあの世へ物理的に直行することに。
スカイリムが一望できそうな高度まで叩き上げられました。
巨人を倒した後、お亡くなりになっていたオーク達をコンソールで蘇らせます。
それじゃ、さよなら。としたかったのですが、賢女アタブさんの「ま、待ってくれ」がどきりとするほど可愛くていじらしかったので、ついついクエストを受けてしまう。オーク相手にこんな気持ちになるとは。
あ、イリアさん、多分この人達を助けたら、いいことできると思うよ。
夕方、ハートウッド工場へ到着。
ここは旦那さんが商売に出かけたまま帰ってこず、奥さんと小さな息子さんの二人だけで経営が続けられています。
さあ、お手伝い開始。
なにしろ人手だけはたくさん連れてますから、たまった仕事も任せてください。こちらは今夜のキャンプ地に敷地をちょっと貸してもらえるだけでも、十分すぎるほどありがたいです。
イリアさんと姐さんも、せっせとお手伝いしています。工場の手伝いは、まごうことなき善行でしょう。
息子さんはガエアと一緒に遊んでいたらいいよ。こんなところに住んでいたら、一緒に遊べる友達も少ないだろうし。
ドヴァキン、見てるだけなの?
うん。せっかくりっぱな筋肉ついてるんだから。
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