翌朝は吹雪でした。本来なら天気が回復するまで待つのが妥当なのでしょうが、宿にいてもすることがない。待っている間に重関節症がさらに悪化するとそれもそれで困るので、悪天候をおしての出発を決めました。
近くのウェイワード峠に聖像があったのを思い出したんです。ホワイトランとは真逆のドーンスター方面へ通じる道。アンガの工場で手紙を頼まれたことだし、遠回りついでにドーンスターも寄ってみよう。
峠の麓で、巡回中の帝国兵達とすれ違いました。話しかけようと思ったものの、体の具合が悪くて早く歩けない。兵士達を見送るにとどめました。
険しい斜面を登ると岩山のアーチが見えてきます。
やっぱり聖像があった。アーケイの祝福で病気が完治しました。
ここに横たわる骸骨は、昔の冒険者だそうです。お墓も幾つか建てられているし、この峠って実は難所なのだろうか。
軽くなった体で峠を下ります。峠の出口では山賊二人組が待ち伏せをしていました。
帝国兵達は隠れてやり過ごし、普通の旅人の姿が見えたところで獲物が来た! とでも思ったんでしょうね。
ドヴァキンの敵ではないです。
山賊の一人はファイアブレスで、もう一人はストームコールの落雷で倒したドヴァキン。
天気も吹雪から嵐に変わりましたが……。寒い! 寒すぎです。
ただでさえ冷たい風にガンガン体温を奪われていたのに、ここでずぶ濡れになったら人生終わる。こちとら、ウィンドヘルムの街中で凍え死にかけたくらい寒がりなのに!
峠を抜けた先にアルフスタンドのキャンプが見えました。すぐさま焚き木に火をつけて、濡れた体を温めます。近くに凍死体だか焼死体だかよく分からないものが転がってますが、気にしている余裕がない。
おまけに病み上がりなせいか、疲労も出てきました。
ナイトゲートを朝早く出たつもりなのに、暖をとったり仮眠して休んだりしているうちに、もう日が傾いてきているようです。空が暗い。
ペイルの寒さを舐めてました。
アルフスタンドを出発して2時間もしないうちに、また体温低下。慌てて焚き火を用意し、毛皮のテントを張って。毛皮のマントをはおっているとはいえ、その下が鉱山労働者の一般服では寒さが防げなくて当然なのかも。
おかげで旅路が全然はかどりません。今日はどこかで野宿しないと。でも明日には絶対に到着したい。この寒さを二日も耐える自信がありません。
こちらはドーンスターへの道のりを思い出しながらテントの中で震えている一方ですが、ドヴァキンはその間ずっとスノーベリー摘みに勤しんでいました。岩山の向こうに姿が消えた時などは、なにやらシャウトを叫んでいたので、狼退治もしてきたのかもしれません。ペイルの自然を満喫してますね。
次のキャンプ用の薪を集め、仮眠をとって再出発。もう少し行程を稼ぎたいのと野宿するのによさそうな場所を探したいのとで、先を急ぎます。
雪に埋れた小さな砦を発見。山賊が巣食っている程度なら、軽く成敗して今夜はここで休ませてもらおうと思っていたのですが……。
ウェアウルフの頭が飾ってあるし……。シルバーハンドのアジトでした。血生臭いうえに獣臭いところでは休みたくないので、そのまま出発です。
砦から少し進んだ木立の中で、ようやくキャンプによさそうな場所を発見。
このボヤッとした空と真っ黒な木の影が、身を切るような冷たい風の音と相まって、なんとも言えない侘しさを感じさせます。真冬の曇りの夜って陰気な気持ちになりますが、ちょうどこれと同じだなぁ。
翌日、朝焼けの中で狩人さん達の野営地を見つけました。最初山賊がいるかと思って、魔法をぶつけるところでした。着ているもので人を判断するのはよくないですが、少なくとも山賊と間違われない格好をするのって大事かもしれません。
ちょうど狩りをはじめたところみたいです。
こちらもスコールの毛皮装備を作りたいので、狩りに便乗します。
崖下にスノーウルフの巣がありました。山賊が一人、巣に引きこまれて死んでます。
狼退治にまたしても雷雨を呼ぶドヴァキン。
連れの雨男がご迷惑をかけて申し訳ない。
狩人の野営地にあった皮なめし棚で、スコールの手袋とブーツを作りました。コートは毛皮が足りずに断念。熊の毛皮を材料に設定しちゃったからなぁ。
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