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方向音痴のSkyrim

PCゲーム「Skyrim」の雑多なCKいじり日記

セリフ用Questの作成【SharedInfo・Infoの移動と並べ替え】

音声ファイルの名前はCK側で決められてしまい、こちらは自由にファイルを指定することができません。しかしまったく同じセリフを異なる場面で複数回使いたい時、まったく同じ内容の音声ファイルを複数作るのはデータの肥大化につながります。
これを解決するのが「SharedInfo」です。使いまわしのきくResponseデータで、Response Formで決められる全て、すなわち字幕、音声ファイル、話しているときのアニメーション、表情がセットになっています。

前回の続きです。
ユニークボイスの一般セリフを統括するQuest「DialogueGenericUniqueVoices」の「Misc」を見ると、「うん?」という呼びかけに対する反応のセリフがひとつ登録されています。音声を聞いてみると非常に汎用性の高いセリフで、ぜひともSharedInfoとしてあちこちで使いまわしたいです。
この音声ファイルを使って自作QuestにSharedInfoを作ってみましょう。各ボイスごとに音声ファイルを用意するのがちょっと大変ですが、自前で使うなら必要なボイスだけ対応すればいいですし。



自作のセリフ用Questです。
「Misc」にて、新しいTopicを作ります。種類は「SharedInfo」を選びます。
後は他のセリフと同様にして、右側の欄に使いまわしたいセリフを登録します。



SharedInfoの登録画面。
上から三段目に「ID」が入力できるのが他と違います。SharedInfoとしてセリフを呼び出す際に必要なので、分かりやすい名前をつけます。
Conditionなどは設定してもしなくても構いません。SharedInfoのセリフが直接ゲーム内で参照されることはありません。



Responseのウィンドウです。
SharedInfoの音声ファイル名とPathを確認しておきます。使いまわしセリフなので、セリフを使用したい全てのボイスタイプのフォルダにこの名前の音声ファイルを入れておけば、音声付セリフを楽しむことができます。



早速SharedInfoを使ってみます。
「Favors」にて、プレイヤーの指示に従う「Agree」のTopicを作成しました。
字幕登録を促すResponseウィンドウが開きますが、何もせずにすぐ閉じます。SharedInfoのResponseを流用するので必要ありません。



Info上部のShared Response Data From Infoというプルダウンメニューから、先ほど自作したSharedInfoのIDを探します。すぐ上のFilter欄に文字列の一部を入れるとすぐに探せます。



SharedInfoに登録された字幕がResponseのところに表示されました。
SharedInfoから引用されてきた音声を確認したいときは……、Responseのところをダブルクリックしても何も起きませんので、Shared Response Data From Infoの右側にある「...」ボタンを押してください。引用元のInfo画面が開くので、そこでオリジナルのResponseをダブルクリックして確認します。



セリフの引用がすんだら、RandomやConditionを好きに決めていきます。
ユニークボイスは全てこのセリフの音声を持っているので、一応ユニークボイス全てでこのセリフが使えるようにしておきました。



SharedInfoを引用しているセリフは<<Shared>>の印がつきます。



SharedInfoはよそのQuestに登録されているものでも関係なしに流用できるのでとても便利です。
「DialogueGeneric」に登録されている、自分の友人の死体を見つけたときのセリフ「なんと恐ろしい!こんな事はありえん」というのを引っ張ってきました。一般的なボイスタイプであれば音声付で話してくれます。Conditionsを設定して、戦闘中プレイヤーが死んだときにも言ってくれるようにしてみました。

ちなみにSharedInfo側で設定されているConditionなどのデータは、引用先のInfoには一切の影響を与えません。SharedInfoのResponseに自分の使いたいボイスタイプがなくても構いません。音声ファイルさえ該当のボイスタイプのフォルダに用意してやれば、引用先のInfoのCondition設定に従って音声を再生することが可能です。
たとえば、上記の「なんと恐ろしい~」の音声ファイルは「Data/Sound/Voice/Skyrim.esm/(ボイスタイプ名)/DialogueGe_DialogueGeneric_000ADC3D_1.fuz」です。セラーナさんにも言ってほしい時は、彼女のボイスタイプが有効になるよう、Conditionsの汎用ボイスタイプの縛りをとりあえず削除。そして彼女のボイスタイプフォルダ「DLC1SeranaVoice」にこの名前の音声ファイルを置きます。Pathは「Data/Sound/Voice/Skyrim.esm/DLC1SeranaVoice/DialogueGe_DialogueGeneric_000ADC3D_1.fuz」です。彼女の「いやでしてよ(dlc1vq08__00019f95_1.fuz)」という音声ファイルをコピー&リネームして使えばそれっぽく聞こえるでしょう。


Infoの並べ替えについてです。
Infoは各Topicの上から順にConditionsが参照されていきます。そのため、ある程度は各Infoの並び順を考える必要があります。
たとえば、RandomEndとして使いたいInfoは、全てのRandomなInfoの一番下に置くものです。もしあとからRandomなInfoを追加したら、RandomEndのInfoを一番下に置きなおさないといけません。しかしTopicのところには、Infoを並べ替えられるような操作ボタンが見当たらないです。不便です。

この場合仕方が無いので、「InfoのTopic間移動」の操作を利用して並べ替えを行います。


InfoのTopic移動は、移動させたいInfoを選択して右クリック > Move to Topic で行います。
ShiftキーやCtrlキーでInfoを複数選択して一括移動もできます。



こんなふうに、同Quest内の別Topicが表示されます。適当なTopicを選んでOK。
移動させたInfoは、移動先Topicの一番下に行きます。
Infoの移動を利用してTopic間移動を繰り返せば、地道ではありますがInfoの並べ替えができます。移動先に使えるTopicがない場合は、とりあえず作業用として適当なTopicを作って行います。作業用Topicは後で消せば問題ないです。


 
紆余曲折の後、ミラベル、アンカノの一言セリフを登録し終わりました。
これで彼らをフォロワーにした際、寡黙がちにならずにすみます。
ミラベルはプレイヤーが死んだときに声をかけてくれるし、アンカノはプレイヤーに遠く引き離されると「どこへ行こうというのかね」と言いながら追いかけてきます。冒険の旅がちょっと楽しくなるかもしれません。

なおこの一言セリフはたぶん、どのフォロワー拡張MODを使っていても干渉無く動作すると思われます(InfoのConditionsの設定上、CurrentFollowerFactionを使用しているMODに限ります。Nexusの主なフォロワー拡張MODは基本大丈夫そうです)。
全てのセリフにRandom設定や適度なリセット時間が設定されているため、他Questのセリフ再生も邪魔しないです。
うまく再生されない場合、自作セリフ用QuestのPriorityを弄る必要があるかもしれません。フォロワー拡張MODによって、フォロワー管理用QuestのPriorityがまちまちなので。

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コメント

1. 無題

tes5editでDialogレコードのResponse Dataにsharedinfo以外のレコードを指定しても正常に動作しますね。
既存の台詞をそのまま流用できる上、ファイルをコピーする必要もなく非常に便利です。

Re:無題

おお、できました。
手順としては、DNAM - Response Dataに直接INFOのIDを入力して、下のResponseにデータがあれば削除、ですね。
HelloやIdleなどの単発セリフで試してみたのですが、Shared Infoに縛られず既存の音声データを流用できるので、特にフォロワーのセリフを増やすのが簡単にできそうです。環境に合わせて日本語や英語で話してくれるのも、かなりうれしい。
便利な技、教えてくださってありがとうございます!

Author

UNI
Skyrimで遊ぶのも、CKで改造するのも好きなファンタジー好きです。
戦闘苦手で難易度は基本EASY、慣れてもNORMAL程度。 アンデッド恐怖症なので、ノルド遺跡探索が辛い……。

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